Q.都市計画区域内無指定とはどういう意味？

朝倉 多恵子 宅建士,FP3級,賃貸不動産経営管理士

| 愛知県

【キャッツアイ】様

はじめまして「朝倉」でございます。
アドバイスをさせていただきます。


『都市計画区域内無指定とはどういう意味？？』
について


【結論】

都市計画区域内で用途地域が指定されていない区域や、区域区分が指定されていない地域のこと


【都市計画区域とは】

市街地を中心として計画的な街づくりを進めていく区域。住宅地域、商業地域、工業地域などの区域に分けられ、それぞれの区域ごとに建築に制限や規制を設けて好き勝手に建物を建てないように規制をします。

【用途地域とは】

都市における住居、商業、工業といった土地利用は、似たようなものが集まっていると、それぞれにあった環境が守られ、効率的な活動を行うことができます。しかし、種類の異なる土地利用が混じっていると、互いの生活環境や業務の利便が悪くなります。そこで、都市計画では都市を住宅地、商業地、工業地などいくつかの種類に区分し、これを「用途地域」として定めています。＜国土交通省　都市局　都市計画課引用＞

【都市計画区域内無指定区域とは】

都市計画区域には、線引き区域と非線引き区域の2種類がある。

・線引き区域は市街化区域と市街化調整区域がある
→市街化調整区域の場合は、開発許可が必要などの制限がある

・非線引き区域は用途用地指定地区と用途地区無指定地区（白地地域）がある
→地方自治体の条例によって制限が設けられている場合がある


市街化調整区域と非線引き区域が無指定



【まとめ】

「都市計画区域」「非線引き」「市街化区域」「市街化調整区域」など普段使わない用語が
不動産に多くあります。

ただし、こういった区域に指定することで
自然を守る地域と人がいっぱい集まる地域を区分けしてます。また工場がたくさんあるような地域と閑静な住宅街を区分けすることによって住みやすい生活環境を作るようにしているのですね。

参考にしていただけたら幸いです。

以上です。