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Q.持ち回り契約のリスク、デメリット、注意点などについて

不動産売買で持ち回り契約を行う場合の流れやリスク、デメリット、注意点について教えてください。

回答 : 2

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甘露寺蜜璃 さん

ベストアンサーに選ばれた回答

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日下部 敢児 宅建士,FP3級

不動産コンサルタント | 福岡県

不動産売買における「持ち回り契約」とは、売主と買主が同席せず、仲介業者が契約書類をそれぞれに持ち回って署名・押印を得る方法です。遠方に住んでいる、スケジュールが合わない、あるいは対面を避けたい事情がある場合に選ばれることがありますが、いくつかのリスクや注意点が伴います。

まず、持ち回り契約の最大のリスクは、契約が確定するまでに時間がかかることです。売主が先に署名・押印しても、買主が最終的に契約を拒否する可能性があるため、売主にとっては心理的な不安が残ります。契約が成立するまでの間に市場状況が変化したり、他の買い手が現れる可能性もあるため、タイミングの管理が重要です。

また、契約当事者が直接顔を合わせないため、契約内容の認識にズレが生じやすいというデメリットもあります。例えば、物件の引渡し条件や設備の有無など、細かな点で誤解が生じると、後々トラブルになる可能性があります。仲介業者が双方に十分な説明を行い、書面で明確にしておくことが不可欠です。

さらに、手付金の授受に関しても注意が必要です。通常は契約時に買主から売主へ手付金が支払われますが、持ち回り契約では仲介業者が一時的に預かるケースが多く、金銭の流れが不透明になりがちです。預かり証や領収証の発行、金額の明記など、書面での管理が求められます。

本人確認の不備もリスクの一つです。特に売主が遠方にいる場合、仲介業者が登記簿や身分証を用いて確実に本人確認を行わなければ、買主が誤って第三者に手付金を渡してしまうなどの重大なトラブルに発展する可能性があります。

最後に、書類の取り扱いにも注意が必要です。郵送や持参の過程で書類が紛失したり、署名・押印の漏れがあると、契約が無効になることもあります。契約書の内容や日付、署名欄の確認を徹底し、書類の送付には追跡可能な方法を用いることが望ましいです。

2025/08/22 09:05

その他の回答

こんにちは、久我哲平と申します。
甘露寺蜜璃さんの『持ち回り契約のリスク、デメリット、注意点などについて』について回答します。

持ち回り契約は、まず”仲介会社と売り手だけが集まり”、売り手だけに重要事項説明書・契約書の説明をし署名捺印を行います。
次に、”仲介会社と買い手だけが集まり”、買い手だけに重要事項説明書・契約書の説明をし、既に売り手が署名捺印をしている重要事項説明書・契約書に署名捺印を行い手付金を支払うことによって売買契約成立となります。

持ち回り契約はトラブルが起こりやすくなるイレギュラーな方法ですので、
”事情があるときに”止む無く行うことが多いです。
(ネットフリックスドラマの”地面師たち”が記憶に新しいですが、極論詐欺も行いやすくなります)
例えば、売り手が北海道に住んでいる・買い手は九州に住んでいるなどのときに、仲介会社が北海道に行き⇒九州に行くということがあります。

しかし、それは不動産売買契約というのは”以前は書面で行う必要があった”ため、仲介会社が契約書を持って飛び回ることがありました。

しかし、”2022年に法改正されオンラインでの契約”も可能となりましたので、売り手・買い手が遠方に住んでいたとしても”オンラインで集まり”
契約ができるようになりましたので、持ち回り契約ではなくオンラインでの契約を推奨します。

2025/09/07 17:51

この投稿は、2025年09月07日時点の情報です。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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2022/10/30

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2022/11/19

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法律と税金 > 宅建業法・民法・その他法律一般

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2025/01/14

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法律と税金 > 抵当権・強制執行・差押え

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2024/07/22

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法律と税金 > 宅建業法・その他法律一般

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法律と税金 > 宅建業法・その他法律一般

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回答 : 2

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Q.重要事項説明書を事前にもらうことは可能?

法律と税金 > 不動産契約・不動産登記

仲介会社に頼めば重要事項説明書を契約日よりも前に貰うことはできますか?契約当日までに一通り目を通しておきたいのですが。。

回答 : 3

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Q.建築基準法でいう延焼ラインとは?

法律と税金 > 宅建業法・民法・その他法律一般

建築基準法でいう延焼ラインについてご解説お願いします。

回答 : 2

2024/08/16

Q.不動産を個人間で売買した際に低額譲渡に該当するか否かの基準について

法律と税金 > 確定申告(譲渡所得、賃貸収入など)

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回答 : 2

2023/04/13

Q.100万円を年利3パーセントで運用した場合の複利計算結果は?

法律と税金 > ファイナンシャルプランニング

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回答 : 1

2024/05/26

Q.売渡担保と譲渡担保の違いは何か?

法律と税金 > 宅建業法・民法・その他法律一般

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2024/01/28

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法律と税金 > 不動産契約・不動産登記

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Q.抵当権の一部抹消とは?

法律と税金 > 抵当権・強制執行・差押え

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2024/01/18

Q.建物明け渡しの強制執行を行う場合の費用について

法律と税金 > 近隣トラブル・境界確定・立ち退き

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ご解説よろしくお願いします。

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2023/08/05

Q.戸建ての地下室は容積率に入りますか?

法律と税金 > 宅建業法・民法・その他法律一般

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